市全体でウェルネス町づくりを【高知県室戸市】

●室戸市は、四国の東南端に位置し、太平洋に向かってV字型に突き出た室戸岬は日本八景にも数えられ、また岬から伸びる東西53.3kmの海岸線は、室戸阿南海岸国定公園の指定を受けるなど、風光明媚な観光地です。
室戸市全体は、室戸ユネスコ世界ジオパークに認定されています。「海と陸が出会い新しい大地が誕生する最前線」をコンセプトに、地球のダイナミックな営みによって生じた地質・地形、その上に育まれた文化などを身近に感じていただけます。
若き日の弘法大師、空海修行の地としても知られ、四国霊場八十八カ所の三つの札所をはじめ、ゆかりの地が数多くあります。
かつては捕鯨の町でもあったことを伝える、鯨の歴史資料館や史跡、また、土佐備長炭の生産で栄えた当時の町並みが残り、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されている「吉良川の町並み」など、歴史資源が残る町でもあります。
日本における海洋深層水の取水・研究・活用が始まったのも室戸からです。飲料や食料品をはじめさまざまな分野で活用されており、市内には取水施設や工場、深層水プールによる健康増進施設などがあります。
そのほか、廃校を活用した水族館、イルカとふれあえる施設、新しくできたグランピング施設、キンメダイを使ったご当地丼など、見どころ・楽しみ方満載の室戸へ、ぜひお越しください。

●むろと廃校水族館

廃校になった旧椎名小学校を改修した「むろと廃校水族館」が平成30年4月26日にオープンしました。オープンから５年。来場者は５0万人をこえる人気ぶりです。
水族館の運営はNPO法人日本ウミガメ協議会。館内の至る所に小学校の備品を使った飾りつけがされていて、今にも子どもたちの笑い声が聞こえてきそうな明るい雰囲気。小学校の手洗い場をそのまま利用したタッチプールやとびばこを改造した水槽など、どこかなつかしく、小学生時代を思い出すものばかり。
屋内の水槽にはウツボやイセエビ、ゴンズイなど地元の漁師さんがゆずってくれたりスタッフ自らが釣ってきたものばかり。中には「帰省してくる孫に見せる！」とたくさんの魚を運んできてくれる漁師さんもいます。

●室⼾海洋深層⽔を利⽤した健康増進施設「シレストむろと」。体温に近く負担のかからない温度に設定した温⽔プールをはじめ、露天⾵呂、フィンランドサウナ、外気浴ホットタブ等、本格的な施設を完備しています。また⾼知⼤学医学部の研究に基づいた指導のもと、さまざまな⽔中運動プログラムを実施する等、楽しみながら健康になることを⽬指しています。

●独特な地形と⾃然環境が⽣んだ絶景が広がる室⼾では、海や⼭に触れながらガイドと歩くジオパークや深海⽣物漁業体験等のアクティビティが豊富に揃っています。

●室⼾は⾔わずと知れた⿂の宝庫です。新鮮な朝採れ⿂を刺⾝や煮⿂、揚げ物等といったさまざまな調理法で提供してくれます。また温暖な気候であることから農業も盛んであり、⻄⼭台地で育った野菜や特産品の⻄⼭キントキやビワ、ポンカン等の柑橘類もあります。

海洋深層水のプールや新鮮な魚を使った食事が堪能でき、静かな環境で仕事をすることができるので、ワーケーションに最適です。

また団体旅行では、海洋深層水を活用したシレストむろとでリフレッシュ。ユネスコ世界ジオパークに認定された自然や人の営みを感じることができ、満天の星空やダルマ朝日・夕日や太平洋が一望できる絶景です。セラピー効果もあるイルカとのふれあいも。四国霊場八十八カ所の三つの札所が市内にあり、空海が悟りを開いたとされる御厨人窟があります。

30代40代のファミリーや、シニア層、ヨーロッパの40代～50代の方に特にお越しいただきたいと思います。

令和４年度に室⼾市ウエルネスシティ基本構想を策定し、住んでいる人も訪れた人も健康になれるまちづくりを進めています。四国の右下に位置しインフラの整備は進んでおりませんがその分手つかずの大自然とそれによってもたらされた新鮮な食事を堪能しに是非お越しください。ブースへのご来場もお待ちしています。